TECHNOLOGY技術開発

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技術・開発

アンカーボルト劣化判定システム SABHC®(サーベック)

本システムは、株式会社ネクスコ・エンジニアリング北海道殿と共同開発を行いました。

埋設されたアンカーボルトの欠損や亀裂を、超音波により点検・検出します。

アンカーボルト欠損点検

欠損点検治具・探触子を使ってアンカーボルトのナットやベースに隠れた目に見えない部位のねじ山の欠損状況を判定することができます。

アンカーボルト欠損点検の特長

  • アンカーボルトのコンクリート埋込み部を破壊することなく、またナットを装着したまま、アンカーボルトのねじ山の欠損状況を把握できます。
  • アンカーボルト露出部頂部に超音波探触子を接触させボルト内部に超音波を入射・伝搬させることで、ねじ山からの反射エコーの大きさから欠損状況を可視化して表示します。
  • 適用ボルトサイズは、M18、M20、M22、M24、M27、M30、M33、M36、M42の9種類です。
  • アンカーボルト欠損点検システムは全てバッテリー式のため、現地で電源を必要としません。

アンカーボルト欠損点検の結果表示

ねじ山欠損点検の結果画像出力イメージ

  • 点検の結果は、探傷器画面上にアンカーボルトの展開図(0度〜360度)として表示されます。
  • 展開図は4段階の色分けで表示します。

アンカーボルト亀裂点検

亀裂点検治具・探触子を使って、埋没しているアンカーボルトに内在する亀裂の有無、その亀裂の寸法、また、アンカーボルトの長さを測定します。

アンカーボルト亀裂点検の特長

  • アンカーボルト露出部頂部に超音波探触子を接触させ、ボルト内部に超音波を入射・伝搬させることで、亀裂部およびアンカーボルト底部からの超音波反射エコーを検出・評価します。
  • 適用ボルトサイズは、M18、M20、M22、M24、M27、M30、M33、M36、M42の9種類です。
  • アンカーボルト欠損点検システムは全てバッテリー式のため、現地で電源を必要としません。
  • 点検評価結果は、亀裂推定深さ、亀裂割合、亀裂発生位置、アンカーボルト長さ(全長)が表示されます。