TECHNOLOGY
技術・開発
画像認識ソフト(FCM識別器)
FCM識別器は、クラスタリング手法の一つであるFuzzy C-meansを採用しています。
人の感覚に近い画像認識(人工知能:AI)を実現
Fuzzy C-meansはファジィ理論のメンバーシップの考えを導入することで、人間らしい曖昧さを含んだ判断が可能です。識別器の入力を画像データとすることで、人の感覚に近い画像認識(人工知能:AI)を実現しています。
実用化の実績
駐車場の車両検知ソフト、ごみ焼却炉の燃焼状態判定ソフト(CoSMoS®)、路面のひび割れ検出ソフトを実現しています。
FCM識別器の概要
教師データの作成(追加)と学習を繰り返してより多くの画像データを学習し、傷あり/なしの判定精度を向上させます。
駐車場の車両検知ソフト
駐車場の監視カメラの画像から、特定の駐車エリアに車両が駐車しているかを判定します。この車両検知ソフトは、平成23年度日本知能情報ファジィ学会の論文賞を受賞し、また平成25年9月に特許登録を行いました。
駐車の様子
駐車判定結果
ごみ焼却炉の燃焼状態判定ソフト(CoSMoS®)
ごみ焼却上の炉内の監視カメラ画像から、現在の燃焼状態を判定します。炉内のゴミの燃え方がどの燃焼パターンに一番近いかを、運転員の目の代わりに判定します。
※燃焼パターン分類方式は、平成27年4月に特許登録を行いました。
路面のひび割れ検出システム
ドクターパトにより撮影した路面画像からひび割れ部分を検出し、ひび割れの可能性をグラデーション表示します。
※本システムは、カナデビアエンジニアリング・カナデビア・阪神高速技術の3社共同開発
ドクターパトによる撮影状況
ひび割れ検出結果の例